無芸大食・読書亡羊~美味しいものと本と旅~

美味しいものと本と旅が至福であり、生きがい。インスタ映えや星の数じゃなく、自分がいいと思えたものとの出会いを綴ってゆきたいです

富山市「寿し工房大辻」「大塚屋」「大野屋」、富山のくすり~帰ってからのお楽しみ~

富山旅行記の締めくくり、お土産あれこれを列記しておきます。自宅に帰ってきてから、お土産の品々を眺めながら、旅の思い出を反芻するのもまた、楽しいひとときです。

富山「寿し工房大辻  富山店」さん 北前一本鮨炙り鱒
富山といったら一番に名前が上がるであろう、富山の郷土食にして名物の「ます寿し」。丸型に笹の葉で覆われた王道商品の味は、前回の富山旅行や頂きものなどで何度も体験しているので、今回は、鱒の炙り&一本鮨という変化球を攻めてみました。
 
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これが、大当たり!鱒がご覧の通りの肉厚で、こんがりとした焼き目と香ばしさが食欲をそそります。
 
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昆布〆にしたのちに炙ってあるので、旨味が凝縮しており、冷めていても、ふっくら柔らかな鱒の味と食感が楽しめます。寿司飯の酢加減は軽めですが、中心に紫蘇の香りをまとったワラビが忍ばせてあり、シャキシャキとした歯応えが心地良いアクセント。ついもう一切れ、と手が伸びてしまう味です。鱒の身が厚い分、しっかりとした食べ応え。もう1本買って帰ってくれば良かった!

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母からの指令により、富岩水上ラインで岩瀬に行った際に買い求めました。日本海の高波をイメージして考案されたという、大塚屋さんの銘菓にして、岩瀬名物の三角どら焼き。この形のどら焼きは全国的にも珍しいものだとか。持ち重りのする一切れには、餡がぎっしり詰まっていますが、さらりとしてクドさのないあっさり味です。母にはとても喜んでもらえました。が、私には少々餡が多すぎて、名物を頂いたという達成感だけで十分。
 
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高岡「大野屋」さん とこなつ
老舗大野屋さんでは、高岡ラムネを買いたかったのです、本当は。しかし、富山駅のお土産処では、同店の看板商品とこなつの取り扱いしかなく、せっかくなのでこちらをゲット。

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とこなつは、白小豆を求肥でくるみ、粉雪に見立てて和三盆を振りかけた一品。上品な甘さで、和菓子が苦手な私でも美味しく頂きましたが、本懐を果たせなかったのは返す返すも残念。

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・・・と思っていたら、なんと「きときと市場 とやマルシェ」に出店している店舗では、高岡ラムネの取り扱いがあったようです。うぅ、見逃した…。次回は必ず、「貝づくし(柚子味)」「宝づくし(生姜味)」を手に入れたいと思います。

◆ 富山のくすり
思わずノリでジャケ買いしてしまいました。あったか~いあんかけうどんか、お粥の器のそばに、この薬袋が乗ったお盆が枕元に置いてあったら嬉しいなぁ。デザートはりんごのすりおろし。風邪を引くのが楽しみになりそう、などと不埒なことを考えてしまいました。
 
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