無芸大食・読書亡羊~美味しいものと本と旅~

美味しいものと本と旅が至福であり、生きがい。インスタ映えや星の数じゃなく、自分がいいと思えたものとの出会いを綴ってゆきたいです

鎌倉「mbs 46.7」~味わい深く、噛みしめたいパン~

鎌倉散策は、まだまだ続きます。鎌倉には魅力的なベーカリーがたくさんあるのですが、今回はあまり時間もないので鎌倉駅周辺のお店に限定しました。「mbs 46.7」さんは、オリジナルのバイン・ミーを作っていらっしゃるとのことで、それを目当てに訪問。昨年は「バインミー☆サンドイッチ」さんと、「Nome Ca Phe」さん「Cafe Hai」さん、そして「えだおね」さんのものしか頂けませんでしたが、今年は本腰を入れて、各地のバインミーにトライしようと決めているのです。

お店に伺うと、バインミーは作り置きしていないそうで、10分ほど待つことを了解したのですが、寒いのを気にかけて下さり、斜向かいの2階にある古本屋さん「books moblo」さんを紹介されました。風凌ぎのための冷やかしで伺うなんて申し訳ないな…と恐縮していたのですが、扱っていらっしゃるZINEや雑貨にも思わず見入ってしまい、結局10分どころでは済まず、素敵なデザインプリントのワックスペーパーを見つけてホクホク。紙モノ好きの姪っ子のプレゼントに購入しました。

◆ オリジナル・バインミー
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こぶりのバゲッドに、レバーペースト、焼き豚、パリパリのなますと、パクチーがぎゅぎゅっと詰まったバインミーは、ちょっと甘めの味付けが、アジアっぽい感じ。バゲッドが柔らかすぎず硬すぎず、バインミーサンドイッチ用にぴったりの食感でした。
 
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バインミー以外にもいくつか買い求めたのですが、意外にも、こちらの3点の方が強く印象に残りました。

◆ チョコすぐり
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◆ カンパーニュチーズ
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◆ ヘーゼルナッツとアプリコット
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まず、パン自体が噛み応えのあるどっしりした生地で、もちっと引きの強い食感と、ほんのりと酸味が感じられる味わい深さが印象的。さらに、チョコとすぐりチーズと粒マスタードナッツとアプリコットという、素晴らしくも絶妙な組み合わせ!甘酸っぱさや香りの高さが、風味豊かなパン生地とベストマッチで、後を引く美味しさです。しかも、練りこんである具材がこれでもかというくらい大盤振る舞いで、ざくざく出てくる~!と嬉しい悲鳴をあげながら頂きました。

パンは一度に買い込んでも、美味しいうちに食べきれないので、どれを選んで買うかがとても重要ですが、「mbs 46.7」さんでは、オープンサンドカレーパン、リュスティックなど、他にも食べてみたいものがたくさん並んでいました。お店の方の心のこもった接客も好感が持てましたし、次回鎌倉に行く機会があれば、必ず再訪したいと思えるお店でした。

思いがけず、大好きなタイプのパンと、素敵な雑貨に巡り合えた一日でした。これだから街歩きはやめられませんね。はるばる鎌倉まで来て良かった!ごちそうさまでした。

2016年1月某日の旅先: 鎌倉「mbs 46.7」さん

mbs 46.7パン / 鎌倉駅和田塚駅由比ケ浜駅
昼総合点★★★☆☆ 3.6

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