細岡大観望と釧路「ガストーラ」
帰りがけに細岡大観望に・・・しかし条件が!
釧網線沿いにはもうひとつ、「細岡大観望」という釧路高原を一望できる展望台があります。
釧路駅から3つ目の釧路湿原駅が最寄で、しかも駅から徒歩10分ほどに位置する展望台ということもあり
釧路湿原と言えばむしろこちらの方が有名なスポットで、ガイドブック等でみかける釧路湿原の写真は
ここからの眺めを載せていることも多いようです。
釧路湿原と言えばむしろこちらの方が有名なスポットで、ガイドブック等でみかける釧路湿原の写真は
ここからの眺めを載せていることも多いようです。
つまり、タイムテーブルはざっとこんなふう。
滞在時間が正味38分の超強行スケジュールとなりますが、18時台までの3時間を細岡大観望で過ごす
ほどの時間的余裕もありません が、実はこのスケジュールは想定内。
ほどの時間的余裕もありません が、実はこのスケジュールは想定内。
今回の釧路旅行にあたっては、ガイドブックの他にも、「釧路湿原の歩き方」というサイトを拝見して
スケジュールを組みました。色々な方面からアプローチできる釧路湿原について、エリアごとに時間の
目安や歩き方のポイントや四季折々の眺め等を詳しく説明して下さっているので、旅行中の限られた
時間内でどこに重点をおくか、どのような行程で歩くかを事前に検討するのに大変参考になりました。
(この場を借りて管理人のSatoponさんにお礼申し上げます)
おかげで、駅を降りたらすぐ左の階段を上って細岡大観望を目指す、というシュミレーションもバッチリ
スケジュールを組みました。色々な方面からアプローチできる釧路湿原について、エリアごとに時間の
目安や歩き方のポイントや四季折々の眺め等を詳しく説明して下さっているので、旅行中の限られた
時間内でどこに重点をおくか、どのような行程で歩くかを事前に検討するのに大変参考になりました。
(この場を借りて管理人のSatoponさんにお礼申し上げます)
おかげで、駅を降りたらすぐ左の階段を上って細岡大観望を目指す、というシュミレーションもバッチリ
駅から徒歩10分とはいえ山の上に登っていくので、気が急いていたこともあり、辿り着いた時には
すっかり息が上がってしまいました。が、眼下に広がる眺望には思わずわぁ!と声が出ました。
午前中のサルボ・サルルンとはまた違い、中央の釧路川が左右を二分する形で広がる湿原を一望
することが出来ます。写真がヘタクソでわかりにくいのですが、中央にかすかに蛇行して映っているのが
釧路川です。奥の方には阿寒の山並みが。
すっかり息が上がってしまいました。が、眼下に広がる眺望には思わずわぁ!と声が出ました。
午前中のサルボ・サルルンとはまた違い、中央の釧路川が左右を二分する形で広がる湿原を一望
することが出来ます。写真がヘタクソでわかりにくいのですが、中央にかすかに蛇行して映っているのが
釧路川です。奥の方には阿寒の山並みが。
釧路湿原駅付近では列車を待つ人を多く見かけましたが、それでも大観望にいる人はまばらです。
これからのオンシーズンには、この景色を楽しむ人たちがもっとたくさんやって来るのでしょうね。
夕暮れ時には、阿寒の山並みと湿原に沈む夕日が美しいのだとか。
ぜひ次はその時間に合わせて来たいものです。
ぜひ次はその時間に合わせて来たいものです。
夜のお楽しみはこれから!
早朝に東京を出てから随分頑張ったので、この日の行程はこれにて終了。
ホテルにチェックインして一息ついてから、お楽しみのディナーです
釧路といえば炉端焼きや鶏の唐揚げ「ザンギ」が有名ですが、今回はフランス料理の「ガストーラ」さん
に行ってみたくて、予め予約を入れてありました。
初めてこのお店の名前を知った際には、バスク料理のお店として紹介されていたのですが、やはり
バスク地方を意識されているようで、お店のロゴもバスク文字でしたし、内装も白壁に所々にバスク風の
ステンドグラスの明かり窓が施されていている素敵なしつらえです。
バスク地方を意識されているようで、お店のロゴもバスク文字でしたし、内装も白壁に所々にバスク風の
ステンドグラスの明かり窓が施されていている素敵なしつらえです。
(なのに店内の様子を撮らせて頂くのをすっかり忘れてしまいました・・・とてもステキだったのに)
この日はおまかせコースを頂きました。
まずは餃子の皮を使ったタルトフランべ。食前酒のペリー(洋梨の発泡ワイン)と共に。
サクサクと軽い口当たり、くたくたの玉葱の甘味に熱々のチーズがとろ~りと絡んで思わず笑みが
こぼれます。タルトフランべってお酒がすすむ美味しさですよね。次のお料理に期待が高まります。
サクサクと軽い口当たり、くたくたの玉葱の甘味に熱々のチーズがとろ~りと絡んで思わず笑みが
こぼれます。タルトフランべってお酒がすすむ美味しさですよね。次のお料理に期待が高まります。
おもちろん一緒に供して頂いたパンで、オイルもしっかりぬぐって余さず頂きました。
サラダは真ダコとミディトマト。
吸盤がこんなに大きいてっぺんにあしらわれているのは紫蘇の新芽だそうです。
みずみずしい真ダコとフルーツのごとく果実味溢れるミディトマトが、アヒージョとは逆に
今度は爽やかな味わいをもたらしてくれます。
紫蘇の新芽は初めて頂きました。確かに紫蘇の風味なのですが、もっと軽やかな清涼感を感じます。
吸盤がこんなに大きいてっぺんにあしらわれているのは紫蘇の新芽だそうです。
みずみずしい真ダコとフルーツのごとく果実味溢れるミディトマトが、アヒージョとは逆に
今度は爽やかな味わいをもたらしてくれます。
紫蘇の新芽は初めて頂きました。確かに紫蘇の風味なのですが、もっと軽やかな清涼感を感じます。
若草色が目にも美しいグリーンアスパラとじゃがいものポタージュ。
グリーンアスパラは大好物なので嬉しい北海道で頂くとありがたみが増すのはなぜでしょう?(笑)
ポタージュの塩加減が絶妙で、グリーンアスパラの、なんというか渋みともえぐみとも違う独特の
青くさい感じと、じゃがいもの持つ栗やナッツのような舌触りが際立ち、シンプルながら旨味深い
ポタージュ。幸せな気分になりました
美味しいのでついつい食事のペースが早くなってしまいそうなところに、ガツンとパンチのある香りが
厨房から流れてきました。これは・・・ニラに火を通している香り
メインは豚肩ロース。添えられた花韮の香ばしい香りが、いっそう食欲を刺激します。
厨房から流れてきました。これは・・・ニラに火を通している香り
メインは豚肩ロース。添えられた花韮の香ばしい香りが、いっそう食欲を刺激します。
パンチのある一皿で、北海道らしいともバスクらしいとも言えそうです。
濃いグリーンのソースは小松菜と春菊だそうですが、カリッとソテーされた豚肉の下には、大きさも
厚さも見事なズッキーニがひそんでいました。
こちらもとろりとなるくらい火が通っており甘くて美味。まるでもうひとつのソースのように味わえました。
濃いグリーンのソースは小松菜と春菊だそうですが、カリッとソテーされた豚肉の下には、大きさも
厚さも見事なズッキーニがひそんでいました。
こちらもとろりとなるくらい火が通っており甘くて美味。まるでもうひとつのソースのように味わえました。
シェフと、もうお一方の女性はご夫婦でしょうか?お二人でサーブして下さったのですが、一皿一皿の
タイミングはもちろん、パンや飲み物がなくなるときを見計らってさり気なく声をかけて下さるなど、
こちらのややがっつき気味のペースに合わせて気を配ってくださるサービスが気持ち良く、
リラックスして食事を楽しむことが出来ました。
サービスとしては当たり前のようですが、お店によっては一挙手一投足をずっと見張られているようで
こちらが落ち着かない気持ちになったり、用があるのに姿見えずで仕方なく厨房奥まで席を立って声を
かけるという興ざめなこともありますから、ガストーラさんの接客はとても嬉しく感じます。
タイミングはもちろん、パンや飲み物がなくなるときを見計らってさり気なく声をかけて下さるなど、
こちらのややがっつき気味のペースに合わせて気を配ってくださるサービスが気持ち良く、
リラックスして食事を楽しむことが出来ました。
サービスとしては当たり前のようですが、お店によっては一挙手一投足をずっと見張られているようで
こちらが落ち着かない気持ちになったり、用があるのに姿見えずで仕方なく厨房奥まで席を立って声を
かけるという興ざめなこともありますから、ガストーラさんの接客はとても嬉しく感じます。
コースの締めくくりは、特濃牛乳と地卵で作られたアイスクリームとエスプレッソだったのですが、
アイスクリームがこれまたたまげる濃厚さ。
アイスクリームがこれまたたまげる濃厚さ。
まるでコンデンスミルクのようなねっとりとした舌触りで、牛乳と卵の優しくもリッチな味わい。
こんなの食べたことない
旅先での食事は、こういった地元ならではの恵みが頂けるところが嬉しいのですが、ただでさえ美味しい
それらを巧みに調理して、より豊かな味わいの一皿に仕上げたお料理に出会えると、楽しさも驚きも
倍増します。
それらを巧みに調理して、より豊かな味わいの一皿に仕上げたお料理に出会えると、楽しさも驚きも
倍増します。
お会計の際には、こんな可愛いボックスに伝票を入れて持ってきて下さいました。
こちらからお願いするより先に、お帰りのタクシーを呼びましょうか?と店主の方が声をかけて下さり、
そんな心遣いで、旅先でのディナーが更に印象深いものとなりました。
最初から最後までとても気持ちの良いひとときを過ごすことが出来ました。
ごちそうさまでした。
2015年6月某日の旅先:釧路市「ガストーラ」さん