無芸大食・読書亡羊~美味しいものと本と旅~

美味しいものと本と旅が至福であり、生きがい。インスタ映えや星の数じゃなく、自分がいいと思えたものとの出会いを綴ってゆきたいです

青森「ガレッテリア ダ・サスィーノ」~やっぱりシードル飲まなくちゃ!~

青森県立美術館から青森市内に戻ってきたのですが、どうもカフェのパスタぐらいでは私の胃は満足できなかったようで、青森駅そばのA-Factoryに出向き、「ガレットリア・ダ・サゥスィーノ」さんで、遅めのお昼を頂きました。

A-Factoryという2階建ての施設は、1階は県内から集めた美味しいものや、屋台風のお店が並ぶ近代型市場、2階は地元食材を使ったレストランとなっていて、吹き抜けの2階にあるこのお店からは、賑わう階下の様子や、外のベイエリアの風景を楽しみながら食事をすることが出来ます。

ランチタイムにぎりぎり間に合ったので、シードルと共にガレットを楽しむことが出来ました。
この建物は、1階に青森県特産のりんごでシードルとアップルソーダ醸造する工房を有しており、りんごを洗って砕き、果汁を絞る製造工程をガラス越しに見ることが出来るのです。これはなかなか面白い光景でした。赤いほっぺのあの子から、あんなに洗練された味わいのお酒が生まれるなんて凄いなぁ。

そんな工程を眺めてから頂く「あおもりシードル」は、美しい金色の見た目だけでなんだかもう美味しそうに感じられます。実際夏の暑い日に、この甘やかな芳香と爽やかな微発泡の飲み心地はたまりません。この日はドライを頂いたのですが、すーっと疲れが抜けていくようなすっきりした後口で、つい腰を落ち着けて杯を重ねたくなってしまいそうでした。りんごを使ったお土産はお菓子などに走りがちですが、シードルなら左党向けのお土産にもぴったりです。
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ガレットは、2種類を同行者とシェアしました。
卵とハムのコンプレに季節の野菜を載せた華やかな一皿。そういえばこの日は朝から野菜不足だったので、罪悪感が払拭されるような色とりどりの野菜の量にちょっと安堵。もちもちとしたガレット生地も美味しく、食べ応えも十分です。
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ソーセージと紫キャベツのマリネを巻き込んだユニークなタイプの方も、生地がしっかりしているのでソーセージの存在感にも負けていません。ボリュームはしっかりですが、マリネの酸味でくどさは感じられず、粒マスタードをつけて頂くとシードルにもよく合う味わいに。
 
そういえば、ガレット&シードルの組み合わせを頂くのも久しぶりかもしれません。旅先で思いもかけず黄金コンビを味わうことが出来て、大満足のランチとなりました。ごちそうさまでした。
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食後は、青森湾の臨むデッキサイドでひとしきり海風を感じました。初めて訪れた青森は駆け足ではありましたが、お天気にも恵まれ、観光もお食事も充実していて、楽しい滞在となりました。
さて、次は弘前です。

2015年7月某日の旅先: 青森県青森市「ガレットリア・ダ・サゥスィーノ」さん

ガレッテリア ダ・サスィーノ カフェ / 青森駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0