弘前「大正浪漫喫茶室」と藤田記念庭園~種類豊富なアップルパイ~
園自慢の庭に向けて大きく窓がとられたテラスは明るく開放感があり、白とグリーンでまとめられた壁面も、ヴィクトリアンフロアタイルの床も、まさに大正ロマン調で雰囲気は抜群です。この日はミニコンサートに向けて練習されていた音が少々大きかったのが残念でしたが、午前中の早い時間にに指し込む光の中で、ゆるりとお茶を頂きながら過ごす時間は格別かと思います。
トーストセットがあると聞いていたのですが、伺った時には残念ながらメニューになく、どうしてもしょっぱいものを頂きたかったので朝カレーと相成りました。といっても、ハヤシとカレーの合いがけのセットです。重たいかな?とも危ぶんでいましたが、どちらもさらりとした軽い食べ心地。カレーはマイルドな辛さが、ハヤシはデミグラスの旨味とほのかな酸味がちょうどよい加減で、朝から何も食べずに1時間以上も歩き回っていたお腹にするりとお腹に収まりました。行きがかり上のオーダーでしたが、期待以上の味に出会えて満足です。
さすがりんご王国弘前、自慢のりんご本来のフレッシュな食感や甘味が活きた秀作揃いだったのですが、全く遺憾ながら、当方あのシャリシャリ食感に鳥肌がたつ体質で、生のりんごが食べられないという弱点が裏目に出てしまいました。また、紅玉やグラニースミスのような酸味の強いりんごで作られたフィリングを好む私には、どちらのアップルパイも少し甘めに感じてしまいました。
これはひとえに私の偏った体質と好みによるもので、現に同行者は大変美味しく頂きました。また、弘前市内のあちこちのお店を巡る時間が足りない旅行者にとって、人気店のアップルパイから好みのものを選んで味わえる機会を持てるという意味で、このメニューはとても素敵なサービスだと思います。ごちそうさまでした。
これはひとえに私の偏った体質と好みによるもので、現に同行者は大変美味しく頂きました。また、弘前市内のあちこちのお店を巡る時間が足りない旅行者にとって、人気店のアップルパイから好みのものを選んで味わえる機会を持てるという意味で、このメニューはとても素敵なサービスだと思います。ごちそうさまでした。
食後は腹ごなしも兼ねて存分に庭園内を散策しました。さすが日本屈指の財界人、個人邸宅の庭としても度肝を抜かれる6600坪の広さもさることながら、広大な弘前公園にも見劣りしない豪華な庭園です。高低差があるのが大きな特徴で、木道橋を渡りながら花菖蒲の池を愛でたり滝の落ちるさまを楽しめる池泉廻遊式の低地部も、見晴らしの良い高台部も、それぞれ見応えある景観でした。
2015年7月某日の旅先: 青森県弘前市「大正浪漫喫茶室」さん・「藤田記念庭園」