無芸大食・読書亡羊~美味しいものと本と旅~

美味しいものと本と旅が至福であり、生きがい。インスタ映えや星の数じゃなく、自分がいいと思えたものとの出会いを綴ってゆきたいです

銀座「エッグンシングス」(再訪)~朝食だからこその効用~

前回同様、この日も朝からの利用で銀座「エッグンシングス」さんに。
甘くないものが食べたい気分だったので、秋季限定のカルアポーク&エッグを頂きました。

ポキやラウラウと並ぶハワイアンフード・カルアポークは、もともとはバナナの葉でつつんだ豚肉を土の中で蒸し焼きにした伝統料理で、太陽の下カルア(野外)で頂くのが似合うおおらかなお料理です。こういうお店で頂くと妙に洗練されていたりするのではと不安になりましたが、蒸し焼きにされた柔らかな豚肉が甘じょっぱいバーベキューソース味と絡み、ローカルっぽい味わいが楽しめました。くたくたのキャベツも甘みが増していて好相性です。
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目玉焼きも、焼き方を選べるのが嬉しいサービス(オーバーミディアムのサニーサイドアップでオーダー)。甘くないフレンチトーストもついて、朝食としては十分過ぎるボリュームでした。

ココナッツ好きの私向き、ココナッツラテ。ローストしたココナッツファインと、しゃりしゃりのキャラメルシュガーがトッピングされていて、香ばしく、ひなびたような味わいがたまりません。
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開放感が抜群なお店の居心地の良さについては前回も書きましたが、今回再訪して、改めてお店のサービスにも好ましさを感じました。メニューの説明やオーダーの取り方は丁寧でいて慇懃無礼でもなく、食事中に見張られているような居心地の悪さは皆無だけれど、必要な時にはすぐに気がついてくれます。それなりに広い店内でフロアにいる方も多いのに、この絶妙な距離感は嬉しく、次の予定まで充実したひと時を過ごすことが出来ました。

美味しいお料理と気持ちの良いサービスで爽快なスタートが切れた一日はとても気分良く過ごせるので、ゆったりと寛ぐディナーとはまた違った、朝食ならではの楽しみ方を見つけられたように思いました。
ごちそうさまでした。

2015年9月某日の旅先: 銀座「エッグンシングス」さん