恵比寿「BLACOWS(ブラッカウズ)」~こだわりがたくさん過ぎて~
ちょっと肌寒くなってくると、やたら肉々しいものが恋しくなります。肉布団はもう十分蓄えているのに…。恵比寿で少々中途半端な時間にお腹がすいて、終日営業の「BLACOWS(ブラッカウズ)」さんを思い出して訪問しました。高級黒毛和牛の卸専門店である「ミート矢澤」さんがプロデュースしているお店とあり、肉感たっぷりのハンバーガーが看板メニューです。
◆ BLTバーガー
パティはもちろん黒毛和牛100%で、粗めに挽いたゴツゴツ感、噛むと溢れる肉汁のジューシーさが魅力です。堂々たる存在感のパティが主役かと思いきや、「ブラッカウズ」さんのHPによると、ハンバーガーとしての一体感を第一に考えて美味しさを追求し、バンズ、ソース、野菜、とこだわりは細部に渡るそうです。
メゾンカイザーさんとのコラボで生まれたというバンズは、クラウンの表面が色濃く艶やかで、見事な焼き色です。パリッとした表面に反してなかはふんわりしっとり。単体で頂いても十分美味しいバンズです。
がしかし、一体感という点からするとやや?な印象。バンズの柔らかさがゴロっとしたパティと上手く噛みあっていない気がしました。最も惜しむらくは味付け。パティの塩気もきつい上に、ソースも相当濃いめで、それぞれの主張が強すぎるきらいがあります。肉自慢の腕の見せ所であるパティの、せっかくのお肉の旨味も堪能出来なかったのが残念でした。
◆ クレソンとパクチーのサラダ
バーガーが少々クドめだったので、サラダを取って正解!と思いきや、こちらもドレッシングの塩気がきつめ。バーガーもサイドメニューも、ビールで流し込むには良さそうですが、アルコールなしで頂くにはちょっと無理がありました…。
「食べログ」などで他の方のレビューを見ると、日によって評価が違うようなので、この日はたまたまハズレだったのかもしれませんが、塩分控えめが主流の今日び、あまり出会うことないしょっぱさに面食らいました。
「ブラッカウズ」さんの謳う黄金比率は、もしかしたら時と共に微調整が必要なのかもしれません。あるいは、単に私の舌が老化してるだけ…?
「ブラッカウズ」さんの謳う黄金比率は、もしかしたら時と共に微調整が必要なのかもしれません。あるいは、単に私の舌が老化してるだけ…?
ごちそうさまでした。
2015年11月某日の旅先: 恵比寿「BLACOWS(ブラッカウズ)」さん