阿佐ヶ谷「ジェラテリア シンチェリータ」～まだまだ冷菓もイケます！～

秋から冬に向かってゆく気候への覚悟を決めた途端、あっさり肩透かしを食らわせるこの陽気。もう今年は冷菓は食べ収めたつもりでいましたが、日中汗ばむほどの暖かさのせいで、舌が求めるひんやりとしたものをと、「ジェラテリア シンチェリータ」さんに足が向きました。

定番は大方網羅しており、久しぶりの訪問ということもあって、今回は期間限定＆新フレーバーを頂いてみることにしました。
 

◆ ほうじチョコ（写真右）

愛知県西尾市のほうじ茶と、DOMORI社のチョコレートチップの組み合わせ。かなりオトナ向けのテイストで、気に入りました。まず焙じ茶特有の香ばしい焦げ香が香り立ち、舌に溶けていく後味を追っていくと、最後にかなりビターなチョコレートチップの苦味が際立ちます。ジェラート自体も甘さ控えめで、焙じ茶を頂いた時に感じる、あのすっきりした爽やかさが余韻として残ります。

◆クリとラム（写真左）

本当はテイクアウトして帰るつもりだったのですが、この期間限定フレーバーはイートインのみということだったので、それならばと店内で頂きました。ラム酒がしっかり効いたジェラートに栗のチャンクが入っていて、ジェラートというよりも栗入りラムクリームのような濃厚さですが、舌にべとつくようなクドさはありません。味わいながら、「オオサワ」さん（吉祥寺店は閉店！悲しい…）の名物ガーナを連想しました。そういえば、ガーナもしばらく食べてないな…。
 

甘党ではない私が、ジェラートを食べに行くなんて珍しいことなのですが、「シンチェリータ」さんのジェラートは滑らかな舌触りと、まとわりつかない軽やかな甘さがちょうど良く、一時期は割と頻繁に通っていました。

月ごとのフレーバーが豊富なのも、足を運びたくなる理由のひとつです。フルーツ系は果物のフレッシュな風味が際立ち、ナッツやチョコ系はしっかりと深い味わい、とそれぞれ捨てがたい美味しさで、今のところどれもハズレなし。斬新とも思えるフレーバーも、さらりとジェラートに馴染ませてしまうテクニックがお見事です。お腹に余裕があれば、「パーラー江古田」さんのパンを使ったブリオッシュ・コン・ジェラートも、一度は食べてみたいメニューです。

家人へのおみやげには、紅玉とアーモンドを購入しました。これは明日以降のお楽しみ。ごちそうさまでした。

2015年11月某日の旅先：　阿佐ヶ谷「ジェラテリア シンチェリータ」さん

ジェラテリア シンチェリータ （アイスクリーム / 阿佐ケ谷駅）
昼総合点★★★☆☆ 3.5