東高円寺「圳陽(SEN YO)」~好きなんだったら、通わなきゃ~
辛いものを頂くと、とにかく尋常でなく顔が真っ赤になり、汗が噴き出る体質です。自意識過剰な若い頃は、それが恥ずかしくて一人で辛い物を食べに行くことが出来ませんでした。
徐々に体質が変わってきているのか、汗拭きのためのタオルハンカチが2枚でなく1枚になったのは、目覚ましい進歩です。が、多少赤くなろうが汗が出ようがへっちゃらで、そんなことより味に集中!という図太い神経が育ったことが、一番の進化。年を取るって楽だなぁと、と思う瞬間です。
徐々に体質が変わってきているのか、汗拭きのためのタオルハンカチが2枚でなく1枚になったのは、目覚ましい進歩です。が、多少赤くなろうが汗が出ようがへっちゃらで、そんなことより味に集中!という図太い神経が育ったことが、一番の進化。年を取るって楽だなぁと、と思う瞬間です。
閑話休題。こちらの麻婆豆腐が好き!と言いながら、「圳陽(SEN YO)」さんには暫くご無沙汰してしまいました。確認したら、なんと約1年ぶりの訪問です…。
この日は初めて週末のランチでお邪魔したのですが、ちょっと出遅れてしまったら、既に満席。少々待ちました。お店の場所は東高円寺の駅からちょっと歩くし、肌寒い雨天だったのですが、お客さんは次々にやってきて引きも切りません。環七を挟んで、このお店の正面に大きなお寺さんがあるので、法事後なのでしょうか、喪服を着た年配グループがお昼のコースを召し上がっていました。微妙な立地(ゴメンナサイ)などと思っていましたが、こういう需要もあるのですね…。
この日は初めて週末のランチでお邪魔したのですが、ちょっと出遅れてしまったら、既に満席。少々待ちました。お店の場所は東高円寺の駅からちょっと歩くし、肌寒い雨天だったのですが、お客さんは次々にやってきて引きも切りません。環七を挟んで、このお店の正面に大きなお寺さんがあるので、法事後なのでしょうか、喪服を着た年配グループがお昼のコースを召し上がっていました。微妙な立地(ゴメンナサイ)などと思っていましたが、こういう需要もあるのですね…。
◆ 四川麻婆豆腐
花椒たっぷりの爽やかさ、トウチと豆板醤の、発酵食品特有の深い塩気が際立つ麻婆豆腐です。油っぽさを殆ど感じることなく、またすぐに食べたくなる軽やかさが、「SEN YO」さんの四川麻婆豆腐の特徴だと思います。
花椒たっぷりの爽やかさ、トウチと豆板醤の、発酵食品特有の深い塩気が際立つ麻婆豆腐です。油っぽさを殆ど感じることなく、またすぐに食べたくなる軽やかさが、「SEN YO」さんの四川麻婆豆腐の特徴だと思います。
一口目はその香り高さと痺れが先立ち、辛さにまで意識が及ばないのですが、実は結構辛めで、食べ進むごとにじわりじわりと辛味が押し寄せてきます。汗が止まらず難儀しますが、同じように箸も止まらず、中毒性のある美味しさにすっかり虜となってしまうのでした。あ~やっぱり、美味しい!
◆ 若鶏の黒酢炒め
この日のランチメニューのうちのひとつでした。「SEN YO」さんは、丸鶏のパリパリ揚げ(2日前からの要予約。以前厨房で準備しているところを拝見しました。すごい迫力!)の名物料理があるくらいなので、鶏料理がお得意なのでしょうか。メニューには鶏肉を使った品が多いのですが、どれも美味しいです。
この若鶏の黒酢炒めも、黒酢のまろやかながらパンチある酸味がこってりと絡んでご飯が進む一品。カリッとした衣に包まれたジューシーな鶏肉、カリフラワーのコリコリ、お芋のホクホク、と歯応えも楽しく、飽きません。
◆ エビ春巻
点心類は初めて頂いたのですが、これが出色。四川風水餃子が美味しい(ソースが絶品!行儀の悪さには目を瞑り、取り置いてご飯にかけてしまいました)のは想像に難くないにしても、スープが溢れる小龍包も、驚くほどパリッパリの皮と、風味豊かな海老餡が後を引くエビ春巻も、予想以上でした。特にエビ春巻はクセになる美味しさで、ビールが恋しくなりました。
久しぶりに訪問して、「SEN YO」さんのお店の味が好きな自分を、再発見。1年近くもご無沙汰するなんて、言語道断!と猛省しました。以前伺った際に店主の方とお話したところ、「仙の孫」さんと昵懇だとのことで、好きなお店はつながっているんだな~と嬉しくなった覚えがありますが、四川麻婆豆腐に関しては、「SEN YO」さんのすっきりしたキレのいい味が、より私の好みに近いです。
しかし、なんといってもこの日の収穫は、点心でした。次回は間を空けずにランチで焼売&麻婆豆腐を、そしてちゃんとスケジュールを調整して、丸鶏のパリパリ揚げも食べなくちゃ!
ごちそうさまでした。
2015年11月某日の旅先: 東高円寺「圳陽(SEN YO)」さん