無芸大食・読書亡羊~美味しいものと本と旅~

美味しいものと本と旅が至福であり、生きがい。インスタ映えや星の数じゃなく、自分がいいと思えたものとの出会いを綴ってゆきたいです

阿佐ヶ谷「ミート屋」~中毒性のあるミートパスタ~

ある時期まではパスタ命で、毎食パスタで良し!の勢いでした。白米なんぞ目もくれず、ランチもパスタ、自宅でもパスタ、しかも、頭おかしいんじゃないかと思うほどクリーム系が大好きで、迷ったらカルボナーラ!の日々。私の現在の体型は、この時期食べたカルボナーラの名残りと言ってよいかもしれません。

もう一生、パスタの誘惑から逃れられないんだ…と半ば覚悟していたのに、ある日パタッとパスタ欲がなくなりました。イタ飯やカフェ飯ブームに乗じた、ワンプレートパスタのお手軽さ加減にうんざりしたのです。

以来、外食で頂くパスタはイタリアンのコースで登場するものだけ。ワンプレートのパスタを食べることはなくなり、自宅のパスタロボの出番は減り、毎日の食事も、一汁+せめて二菜の和食が中心です。いえ、声高にいうことではありませんね。年相応の健康を保つための栄養バランス等を考えれば当然の帰結なのですが、体型はもはや手遅れ・・・。

前置きが長くなりましたが、そんなわけで長らく遠ざかっていたワンプレート・パスタ。再びハマるきっかけになったのは、阿佐ヶ谷「ミート屋」さんの、生パスタミートソースに出会ってからです。

生パスタ自体は珍しくはありませんが、こちらのもっちもちパスタはちょっと類を見ない、独特の食感だと思います。もちもちつるんではあるけれどふにゃふにゃではなく、3分ジャストで茹で上げられた、そのしっかりとしたコシは、バッキバキのアルデンテ好きの私でも違和感を感じません。

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そして、ミートソース。甘めの味付けに出会って失敗するのが嫌で、外では一切ミートソースパスタに手を出さないのですが、唯一頂くのが「ミート屋」さんのもの。よく煮込まれて褐色になっているミートソースはちょっとビターテイストで、肉の旨味がしっかりソースに溶けた、濃厚な味わいは病みつきになります。

トッピングは、モッツァレラ納豆などありますが、私はいつも揚げ茄子トッピング。チーズとバターが絡んだパスタに、ミートソースをしっかり混ぜて、頂きます。
 
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このミートパスタは、系列店の吉祥寺の「スパ吉」さんや、「ヒラタパスタ」さんでも頂けるのですが、今のところ訪問頻度が一番多いのは「ミート屋」さん。しかし、時々無性にミートスパが食べたくなった時に、このお店のいずれかに行けば出会えること、そして3店とも行くのが億劫にならないほど、近い場所にあることに、幸せを噛み締める私です。

ごちそうさまでした。

2015年11月某日の旅先: 阿佐ヶ谷「ミート屋」さん

ミート屋パスタ / 阿佐ケ谷駅南阿佐ケ谷駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5