無芸大食・読書亡羊~美味しいものと本と旅~

美味しいものと本と旅が至福であり、生きがい。インスタ映えや星の数じゃなく、自分がいいと思えたものとの出会いを綴ってゆきたいです

富山「白えび亭」~恋い焦がれたあの味は…~

富岩水上クルーズを満喫し、富山ライトレールに乗って岩瀬から戻ってくるとちょうど昼時。富山駅構内の「白えび亭」さんでランチを頂きました。

富山訪問は10何年ぶりと前述しましたが、当時の駅構内3階あった「白えび亭」さん白えびかきあげ丼がとても美味しくて、記憶に刻み込まれていました。その味が忘れられず、今回富山旅行が決まった際に、絶対にここを再訪するのだ!と息巻いておりました。

富山駅リニューアルに伴い、お店は「きときと市場 とやマルシェ」内に移転オープンしたようです。駅構内の立ち食いそば屋さん的な、ざっかけない雰囲気だった佇まいは、明るく賑やかな店構えに変わっていました。

◆ 白えび天丼定食
以前食べた白えびかきあげ丼はメニューになく、白えび天丼と、白えび刺身丼の定食のみ(あるいは、一方の丼に他方の小皿がつくスペシャルセット)だったので、白えび天丼定食をオーダーしてみました。記憶のものとビジュアルも大きく違うような気もしましたが、まずは食べてみなくては。
 
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うーん…。味の方も、かつて感激したものとは全く違っていました。以前食べたかき揚げ丼は、たっぷりの白えびが薄衣をまとってサクサクだったのですが、こちらは白えび自体も少なく、かなり衣が厚め。たまたまかもしれませんが、油切れがあまり良くなく(特にタラの芽)、ちょっともたれました。純粋に白えびの味を楽しむのであれば、むしろ白えび刺身丼の方が良いかもしれません。

通常、印象に残らなかった外食レビューは記録を控える方針なのですが、10年越しに恋い焦がれてた味だっただけに、旅先でのがっかり感が大きく、別の意味で印象深い一食となりました。あのかき揚げ丼とはもう二度と会えないのかと思うと、残念でなりません。あ~。だったら、前の晩に「酒菜工房 だい」さんで、白えびかき揚を食べておけば良かった…。

私のように特別な先入観を持たなければ、さほど味は気にならないのかもしれません。が、特に旅先での食事は、一期一会となる可能性が高いことと、つくづく思い知りました。今後は一層、一食入魂(!)の思いで向き合っていこうと誓いました。
ごちそうさまでした。

2015年11月某日の旅先: 富山県富山市「白えび亭」さん

白えび亭天丼・天重 / 電鉄富山駅富山駅駅電鉄富山駅・エスタ前駅
昼総合点★★☆☆☆ 2.0