神田「ショパン」～幸せな味わいのあんプレス～ - 無芸大食・読書亡羊～美味しいものと本と旅～

「エーデッガー・タックス」さんで興奮しながらオーストリアパンを購入した後は、「ショパン」さんに立ち寄って休憩です。相変わらず盛況で奥の席はモクモクでしたが（笑）、幸い風通しのよい入口側の席を確保することが出来ました。この日「みかさ」さんで食べた焼きそばを小サイズにしたのは、実は「ショパン」さんのあんプレスを頂くために、お腹に余裕を持たせたかったからなのでした。

◆ ブレンド＆あんプレス

「ショパン」さんのブレンドは、私の普段の好みからすると酸味がやや強めなのですが、濃くて熱い一杯を頂くと、昔から変わらない味わいに郷愁をそそられ、妙に嬉しくなってしまいます。こちらのブレンドは、酸味と同じくらい奥深いコクもあり、何よりも、粒あんがぎっしりと詰まったあんプレスとの相性が良いのです。

あんプレスは、いわゆる餡入りのホットサンドなのですが、有塩バターをしっかり塗り込んであるので、バターの適度な塩気と相まった甘じょっぱさと、豊かな風味が感じられ、普通の小倉トーストとは一線を画したリッチな味わい。時々これが無性に食べたくなり、煙草の煙もものともせず、このお店に足を踏み入れてしまいます。実は、正月明けから突如、あんプレス衝動が湧き上がり、この日を待ちわびていました。家で真似して作ってみるのですが、やっぱり何かが違う、この美味しさ。食べられて良かった！

平日にも関わらず常連さんで埋まる店内は、マスターとお客さんの会話も弾み、賑やかです。落ち着いた静かな雰囲気の喫茶店も良いけれど、神田らしい活気ある雰囲気もまたいいものですね。ごちそうさまでした。

2016年1月某日の旅先：　神田「ショパン」さん
ショパン（喫茶店 / 淡路町駅、新御茶ノ水駅、小川町駅）

昼総合点★★★☆☆ 3.5