吉祥寺「たまや 吉祥寺」~焼鳥屋さんのチキンカレー~
年に一度は刊行される「Hanako」の吉祥寺特集。前回の号では、我が西荻窪も、吉祥寺と双璧をなす街(?)として大々的に紹介されていましたが、今号でも第2特集扱いで西荻が紹介されており、このブログでも触れたお店がいくつか掲載されていました。気に入っているお店が紹介されると、我がことのように嬉しくなる一方で、人気が増して予約が取りづらくなるかも…と、寂しいような残念なような感情も抱くのですから、ファン心理とは複雑なものです。
一方の吉祥寺は、近所であっても西荻ほどにはその全容を把握しきれていない私です。昔からのお店にばかり頻繁に通ってしまうのも一因ですが、お店の入れ替わりが激しいエリアではいつの間にか閉店してしまっている事態も多く、地元のご近所さんや、吉祥寺勤めの友人たちから情報収集するも、行ったことのないお店の方がまだまだ多いのです。そんなわけで、雑誌の吉祥寺特集は、結構頼りにして買ってしまいます。
前置きが長くなりましたが、この日の「たまや 吉祥寺」さん訪問も、「Hanako」の記事きっかけ。オープンしてからもう一年になるんですって。立川にある人気店の2号店なのだそうです。自転車や徒歩で吉祥寺に出る時には、吉祥寺シアター周辺を通りかかることもあるし、以前この地にあった「カフェアマル」さんが閉店していたのも知っていたのに、この店が新たにオープンしていたことに、ちっとも気がつきませんでした。
◆ パクチー&チキンカレー(ライス小盛り)
「Hanako」に掲載されていた、ランチ限定だというパクチー&チキンカレーに惹かれての訪問です。親子丼や焼鳥重などの焼鳥屋さんの王道メニューも美味しそうでしたが、ここは初志貫徹。ランチセットには、お味噌汁とサラダ、香の物がつきます。このサラダ、アイスプラントやトレヴィスなどの野菜がどれも歯応え良く新鮮な上に、玉葱と紫蘇のみじん切りが入ったオリジナルのドレッシングが秀逸で、サイドメニューらしからぬ存在感で感心しました。
肝心のチキンカレーは、トマトベースの尖ったところのない辛さですが、クミンシードなどのスパイスはきちんと利いていて、ジューシーな鶏肉と釣り合いのとれた味わいでした。ライスとルウだけだとちょっと物足りなく感じるところですが、パクチーの香味がとても良いアクセントになっています。これなら、チキンキーマとかもあれば、ぜひ食べてみたい気がします。
この日は、たまたま吉祥寺の病院に診察に来ていた母と落ち合ってのランチだったのですが、朝食をしっかり摂ってきた母は同じカレーでも、量少なめの「7割」というメニューをオーダー。こんなふうに量が調整出来るメニューがあるのは嬉しいですね。
元「アマル」さんの居抜きゆえ、素敵な佇まいの落ち着ける店内ですし、丁寧な接客も好ましく、気に入りました。焼鳥は勿論のこと、おつまみメニューも魅力的だったので、次回は夜に再訪したいと思います。
ごちそうさまでした。
ごちそうさまでした。
2016年2月某日の旅先: 吉祥寺「たまや 吉祥寺」さん
焼鳥 たまや 吉祥寺 (焼き鳥 / 吉祥寺駅、井の頭公園駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.2