無芸大食・読書亡羊~美味しいものと本と旅~

美味しいものと本と旅が至福であり、生きがい。インスタ映えや星の数じゃなく、自分がいいと思えたものとの出会いを綴ってゆきたいです

小川町「牛カツ専門店 京都勝牛 小川町店」~あっさり牛カツを数種のバリエで~

所用で出掛けて昼を逃したこの日、ちょうど神田で乗り換えだったので、途中下車して空腹を満たすことにしました。15時過ぎというアイドルタイムゆえ、営業しているお店は限られてしまっていたのですが、靖国通り方面に、牛カツ専門店「京都勝牛」さんの小川町店があることを知り、かねてより興味があった牛カツを頂くことにしました。

最近都内のあちこちで見かける牛カツの専門店。「京都勝牛」さんも、全国で広くチェーン展開されているお店ですが、私は今回が初訪問。ガテンなイメージもありましたが、ビジネス街のランチスポットにふさわしく、さっと食べて出るスタイル向きの入りやすいお店でした。

◆ 牛ロース京玉膳(並)
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山椒の実を漬け込んだタレがかかった京都勝重なるメニューにも惹かれましたが、今回は初訪問ということもあって、スタンダードな牛ロース京玉膳をオーダーしてみました。こちらは、130gの牛ロースカツ赤だしのお味噌汁ご飯出汁に浸かった半熟卵カレーつけ汁がついたセット。ご飯は少なめでお願いしています。
 
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卓上の食べ方指南にも記載がありましたが、このセットの趣向は、山葵を溶いただし醤油や、山椒塩、卓上にある牛カツソースの他、カレーつけ汁を絡めたり、半熟卵にくぐらせたり…と牛カツを様々な食べ方で楽しむというもの。牛カツは15切れにスライスされていて、意外と薄くてちっちゃい…?と思ったものの、これは店頭に「60秒で揚がります」と表示がある通り、高温・短時間でさっと揚げてスピーディーに供するためでもあるのでしょう。様々なバリエーションを試すのにも適していると言えそうです。
 
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牛カツは赤身が食欲をそそるミディアムレアに仕上げられており、柔らかくさっぱりとした肉質で、衣も薄め。牛肉食べてる!という強烈な実感はないものの、揚げもの特有のしつこさがなく、あっさりと頂けます。

様々なソースのアプローチは面白くて食べ飽きないのですが、一切れが薄い分、カレーつけ汁半熟卵だと肉の存在感が消えてしまうきらいも。肉の味を感じながら一番美味しく頂けるのは、やはり山椒塩で、最後はこれで〆ました。次点はだし醤油&山葵の組み合わせでしょうか。ただ、どのソースも塩分控えめで、ご飯なしで単品でも満足できそうなくらい、さっぱりと頂けました。付け合わせのキャベツにかけるドレッシングや、お味噌汁も美味しかったです。

ガッツリお肉を食べたい!という向きには少々物足りないかもしれませんが、「京都勝牛」さん牛カツは後味にしつこさがなく、ヘルシーに頂きたいならちょうどよいかもしれません。個人的には、今回のようなシチュエーションだったら再訪もありえますが、このお値段(1490円)だったら、同じ小川町にある「ポンチ軒」さんビーフカツ定食に走ってしまうかなぁ…。

ひとまずは「京都勝牛」さんでの牛カツ体験が出来たことで気が済みました。ただ、牛カツ自体は好きなので、今後は他のチェーンの牛カツも試してみたいと思います。

ごちそうさまでした。

牛カツ専門店 京都勝牛 小川町牛料理 / 小川町駅淡路町駅新御茶ノ水駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0