無芸大食・読書亡羊~美味しいものと本と旅~

美味しいものと本と旅が至福であり、生きがい。インスタ映えや星の数じゃなく、自分がいいと思えたものとの出会いを綴ってゆきたいです

西荻窪「スタンドしんぽ」~美味しい魚&肴が揃い!~

寒い時期は、肉を食らってエネルギーを!という気にもなるのですが、日に日に気温が上がるにつれて、なんとなく肉よりも魚に食指が動くようになってきました。

そんな折、珍しく魚好きの弟とサシ飲みすることが決まり、地元・西荻窪で美味しい魚を頂ける「しんぽ」さんに連れて行こう!と予約の電話を。あいにく本店は予約で満席でしたが、2号店「スタンドしんぽ」さんのカウンターなら空きがあるとのことで、無事予約出来ました。

本店からほど近く、味噌汁の冷めない距離にある「スタンドしんぽ」さんの存在はもちろん知っていたものの、これまでは運良く本店の席を確保出来ていたので、私自身も初めての訪問です。カウンター中心の小体なお店ですが、本店同様人気があり、たちまち満席となりました。

◆ たこ、ほたるいか、うど、菜の花、わけぎのぬた
まずは、春らしい彩りのぬたでスタート。
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◆ 刺身盛り合わせ
刺身の盛り合わせは必食です。この日は14種を取り揃えて頂きました。ぷりっぷりでどれも旨し!「しんぽ」さんは刺身の種類が多く、お品書きにある名前を見ても、未知の魚もたくさん。
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◆ ながらみ塩ゆで
珍しい「ながらみ」という平べったい巻貝は塩茹でで頂きました。こういう肴は、ホントお酒が進みますね。
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◆ 焼き筍
大好物の焼き筍!目の前の焼き台で、ゆっくりと筍に火が通ってゆく様を眺めるひとときもまた、ご馳走のひとつです。コリコリ、ホクホク、じゅわ~っと来る歯応えの妙と、立ち上る香りがたまりません。
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◆ とうもろこしかき揚
サクサクの食感とぷちぷち甘いコーンが、こたえられない美味しさ。塩をつけると甘みが引き立ちますが、別添えのバターしょうゆをつけて頂くと、ちょっとジャンクでこれまたオツな味。思い出したらまた食べたくなりました…。
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◆ いくらチャーハン
お腹一杯だったにもかかわらず、目のいやしさで〆をオーダー。このいくらチャーハンが、この日のスマッシュヒット!葱と卵のシンプルなチャーハンに、いくらが載ったものですが、チャーハンの表面をどかっと覆う、こぼれんばかりのいくらの多さに歓喜しました。幸せ~♪
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オレは一口でいいわ、と言っていた弟は私以上に感激して、結局半分以上は彼のお腹に収まりました。本店では〆によくタコガーリックチャーハンを頂いていましたが、両者甲乙つけがたい美味しさです。
 
この日はオーダーしませんでしたが、本来練り物嫌いな私が、「しんぽ」さんでは「手作り薩摩揚げを進んで頼むほど、このお店の魚料理には絶対的な信頼を置いています。もう一つの魅力は、魚以外の酒肴も気のきいたものが多いということ。お酒は嗜む程度で多くは飲めませんが、酒のツマミには目がないので、「しんぽ」さんの品書きを見ていると、片っ端からオーダーしたくなってしまいます。

「スタンドしんぽ」さん
のお品書きが全て本店と同じかどうかは確認していませんが、この日もオーダーを絞るのに難儀しました。姉弟だからなのか、好みが似ていて良かったとはいえ、食べたいけど食べられなかった他のお料理にたっぷりと未練を残しつつ、お店を後にしたのでした。

ともあれこの日は、弟が「しんぽ」さんを大変気に入ってくれたので、私は得意満面でした。2軒目に移動する途中も、弟はあちこち目移りしっぱなし(何しろ飲み屋ひしめく南口!)で、西荻の街自体への羨望の眼差しも、私にとっては密かな喜びでした。えっへん。

ごちそうさまでした。

2016年4月某日の旅先: 西荻窪「スタンドしんぽ」さん

スタンドしんぽ居酒屋 / 西荻窪駅
夜総合点★★★★ 4.2