中野「Bia Hoi Chop（ビアホイチョップ）」～生麺ブンと、バインミーと～ - 無芸大食・読書亡羊～美味しいものと本と旅～

高円寺や吉祥寺にある、生麺フォーで有名な「チョップスティックス」さんの姉妹店が中野にできたと聞いて、早速ランチ訪問。というのも、この「Bia Hoi Chop（ビアホイチョップ）」さん、ハノイに本店がある「ビンミン」の姉妹店でもあって、ディナーメニューには彼の地スタイルの焼鶏・ビンミンも登場するベトナム屋台食堂なのですが、ランチタイムには同店名物の生麺フォーやブンの他に、バインミーサンドウィッチもラインナップされているという情報をキャッチしたから。

中野ブロードウェイのそばという好ロケーションにあるお店は、外観も内装もベトナム屋台風。上着要らずの春の陽気には開け放たれた入口からの風も心地よく、開放的な佇まいと、「チョップスティックス」さんよりも広々とした店内は、とても寛げる雰囲気でした。

◆ ブンヘン

訪問目的はバインミーだったにもかかわらず、期間限定メニューのブンヘンがとても美味しそうだったので、思わずオーダーしてしまいました。ブンは、ベトナムではフォーよりもポピュラーな日常食で、「ビアホイチョップ」さんのレギュラーメニューにも、フエ名物・辛味の効いたブンボーフエや、蟹のだし汁のブンリュウクアの名前が載っています。もちろん、ブンもフォー同様、こだわりの生麺。

ブンヘンは、言ってみればしじみの汁かけ麺。具材もシンプル、塩気控えめであっさりした口当たりですが、濃いしじみ出汁が胃の腑にじわーっと染み渡ります。細めのブンのつるりとした喉越しと、汁の染み込み具合も上々。飲んだ後の〆や、二日酔いにもぴったりな一杯ではないでしょうか。

日本では技術的・コスト的に難しいとされている生米麺ですが、やはり乾麺と比べると、喉越しといい、もちもち感といい、段違いに美味しいです。特に今回、「ビアホイチョップ」さんでは、生麺ならではのブンの美味しさを再認識しました。次回はブンボーフエも頂いてみたいと思います。

また、ランチタイムだけかもしれませんが、無料でパクチーを増量してもらえるのが、個人的にはとても嬉しい♪ランチ難民が多い中野エリアだけに、12時過ぎるとどっと人が入ってきたのですが、こういうお店のお客さんはパクチーラバーが多いのか、パクチー増量オーダー多め。だよね～、と密かに一体感を感じながら、つるっと完食。美味しかった～。

◆ バインミー

ブンヘンとバインミーだと多すぎますかね？と店長さんに相談したところ、もしも食べきれなかったらバインミーはテイクアウトも出来るので大丈夫！とのことだったので、安心してオーダー。バインミーは焼豚＆レバーパテ、または焼豚＆オムレツの2種類の具材から好きな方を選べます。私はもちろん、焼豚＆レバーパテ。

なかなかの大きさでしたが、予想を超えて美味しかったので、テイクアウトどころかこちらも完食！ちょっと甘めのなますと、八角の香りが効いた焼豚がローカル感満載で、この現地っぽい味わいがたまらない…。最近頂いたバインミーの中でも上位に食い込む、印象的な味わいでした。

◆ ベトナムコーヒー