無芸大食・読書亡羊~美味しいものと本と旅~

美味しいものと本と旅が至福であり、生きがい。インスタ映えや星の数じゃなく、自分がいいと思えたものとの出会いを綴ってゆきたいです

西荻窪「nom ca phe / ノムカフェ」(再訪)~嬉し恥ずかし、バインミー~

前述の通り 、金土曜日限定のバインミー復活の報を聞きつけて「nom ca phe(ノムカフェ)」さんを再訪しました。当日朝に偶然我が家に立ち寄った母も興味津々だったので、今回は二人で連れだって行くことに。

 

バインミー(レバーパテ&ベトナムたまご焼き)
バインミーは、私たちがオーダーしたレバーパテ&ベトナムたまご焼き入りバージョンと、ベトナムしゅうまい入りバージョンの2種類がありました。2人で1本をシェアしようと目論んでいたのを察せられたのか、予め2つに切ってサーブして下さいました。ありがとうございます!

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たまご焼きをはさんだバインミーは初めて頂きましたが、卵の優しい味わいはレバーパテのまろやかさに違和感なくマッチ。太めにカットされたなますのコリコリした食感、パクチーの清涼感との相性もぴったりで、新鮮な驚きを感じました。高田馬場「バインミー☆サンドイッチ」さんのものは、一口目から食べ終わりまでパンチの利いた存在感がありますが、こちらのバインミーは、毎日飽きずに食べられる穏やかさがあり、どちらも甲乙つけがたい魅力です。

 

◆ コムタム(豚ロースのせごはん)
甘辛いおかずのっけご飯は、ベトナムめしの王道と言えましょう。芯までしっかり味のしみ込んだ豚ロース肉がどっさり載っていて、ご飯が進むこと進むこと。ヌクマムのタレをつけて食べると更に違った味わいが楽しめ、高い満足感が得られます。
 
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本来「コムタム」とは、細かく崩れた割れ米のご飯を指しますが、こちらは通常のインディカ米。日本のお米よりももっちり感がない分、あっさり頂けて胃もたれしない軽やかさです。

 

◆ べトナムしゅうまい定食
母はベトナムしゅうまい定食を。しゅうまいは、皮なし&トマトソース煮込みなのが、ベトナム風。と言っても、イタリアのポルペッティーネ(ミートボールのトマト煮)とは違い、ご飯に合うお惣菜風の具沢山肉団子で、日本人ならきっと好きな味だと思いました。こぶし大ほどの大きな肉団子が3つ、充実の副菜&スープでお腹いっぱい。

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ベトナムコーヒー
定食を平らげた上に、ハーフサイズとはいえバインミーも頂いた私たち。オーダーしたコーヒーを飲む余裕が残っているかを心配して、お店の方が淹れる前に確認して下さいました。痛み入ります…。もちろん大丈夫です!甘いコーヒーまでしっかり頂いて、締めくくりは上々です。

 

こちらからお尋ねした訳ではないのですが、お店の方が会計の際に、今後のバインミー提供予定について教えて下さいました。曰く、バインミー用のパンは、「バインミー☆サンドイッチ」さんから仕入れていらっしゃるそうで、12月以降のあちらの製造量縮小に伴って、おそらく「ノムカフェ」さんでのバインミーの提供も11月いっぱいだろうとのこと。

きっと、以前店頭でバインミー提供日についてお尋ねした上に、この日も食い気味にオーダーした私のことを記憶して下さっていたのでしょうね…恥ずかしい!しかし、それならば尚のこと、残り少ないチャンスを逃さず食べに伺わなくては、と思ったことでした。
ごちそうさまでした。