西荻窪「nom ca phe / ノムカフェ」~食わず嫌いはいけませんね~
言い訳がましく聞こえるかもしれませんが、「nom ca phe(ノムカフェ)」さんの存在は、西荻窪にオープンした当初から認識していました。なにせ、日常の買い物ルートの途中にあるのですから。
がしかし、外観も内装も眩しいほどに真っ白で可愛らしいカフェのような佇まいや、食事をしているお客さんの姿がガラス越しに良く見える、風通しの良さげな(?)お店の雰囲気に、なんだか妙に気おくれしてしまっていたのでした。
がしかし、外観も内装も眩しいほどに真っ白で可愛らしいカフェのような佇まいや、食事をしているお客さんの姿がガラス越しに良く見える、風通しの良さげな(?)お店の雰囲気に、なんだか妙に気おくれしてしまっていたのでした。
それが一転したのは、「バインミー☆サンドイッチ」さんのTwitter上に、「ノムカフェ」さんとのコラボのことが綴られていたのを発見したことがきっかけでした。「ノムカフェ」さんでも、金土限定でバインミーも提供されていたことを知り、俄然興味が湧いて伺ってみたのが、先々週のこと。
残念ながら、その日はバインミーの提供をお休みされているとのことだったのですが、メニューを見てみると、多彩なベトナムのおかずとご飯が揃っていて大変魅力的。日を改めて、ランチを頂きに訪問しました。
残念ながら、その日はバインミーの提供をお休みされているとのことだったのですが、メニューを見てみると、多彩なベトナムのおかずとご飯が揃っていて大変魅力的。日を改めて、ランチを頂きに訪問しました。
メニューはTwitterで毎日紹介されているのですが、私が伺った日のメニューは、こんなふうでした。
★ 春菊のサラダ定食
★ ベトナムシュウマイ定食
★ ブリの甘辛煮定食
★ 鶏肉のフォー
★ 焼肉のせ和え麺
★ コムタム(カラメル豚ロースのせごはん)
◆ 春菊のサラダ定食
散々迷った末、旬野菜の春菊を味わいたくてこちらををオーダー。春菊と豚挽肉、玉ねぎを、甘酸っぱいヌクマム入りのタレで和えたサラダですが、柔らかな生の春菊の清涼感ある香りと淡い苦みにタレの旨味が絡み、絶品でした。ご飯にも良く合う、わしわしと頬張って食べたいお料理です。
副菜も豪華で、お店ではベトナム五目蒸したまごと名がついたチャーチュン(豚挽肉やキクラゲなどを混ぜた卵の蒸しもの、いわばベトナム風卵焼き)、ヤングコーンを豚肉で巻いたもの(豚肉の脂のコクと甘辛味が絡まって、これまたご飯が進む!)、ココナッツミルクスープ、パクチー入りのポテトサラダ、漬物、という完璧な定食スタイルです。どれも美味しく頂きました。
副菜も豪華で、お店ではベトナム五目蒸したまごと名がついたチャーチュン(豚挽肉やキクラゲなどを混ぜた卵の蒸しもの、いわばベトナム風卵焼き)、ヤングコーンを豚肉で巻いたもの(豚肉の脂のコクと甘辛味が絡まって、これまたご飯が進む!)、ココナッツミルクスープ、パクチー入りのポテトサラダ、漬物、という完璧な定食スタイルです。どれも美味しく頂きました。
料理の一品一品はベトナムローカル感満載で、なにもフォーが美味しいだけがベトナム料理ではないと気づかせてくれる新しさをたたえながらも、とんがったエスニック感がまるでなく、なぜか懐かしい味わいにも感じられます。この、毎日食べに通いたくなるような、親しみやすいきちんとした美味しさが、何よりの魅力です。
12時過ぎるとあっという間にお店は満席となり、人気のほどが窺えましたが、身軽な装いや会話から察するに、殆どが近所の方のようでした。事実、私が食事を終えた頃にふらりと入ってきた女性に見覚えがあり、「あれ、この人知ってる、誰だっけ?」と記憶を掘り起こしてみると、私が少なくとも週に2回は通う、図書館の司書さんでした。ザ・地元…。
◆ ベトナムコーヒー
ランチは+200円でドリンク付きになるので、ベトナムコーヒーを。コンデンスミルクの量も、コーヒーの濃さも完璧。これからは、歩いて10分もかからない「ノムカフェ」さんに行けば、いつでも美味しいベトナムコーヒーが飲めるんだと思うと、嬉しさにニヤニヤが止まりません。
なべてこの世は、見かけで判断してはならないのでした。お料理を頂いた今は、店構えとお店の雰囲気だけで決めつけて、食わず嫌いだった自分を戒めたい気分です。お店に向かってごめんなさいと唱える代わりに、ランチメニューの全制覇を誓います。…と綴っていたところ、お店のTwitterを見ると、なんと今週末はバインミーが復活するようです。絶対に食べてみなければ!!
ごちそうさまでした。
2015年10月某日の旅先: 西荻窪「nom ca phe ノムカフェ」さん