無芸大食・読書亡羊~美味しいものと本と旅~

美味しいものと本と旅が至福であり、生きがい。インスタ映えや星の数じゃなく、自分がいいと思えたものとの出会いを綴ってゆきたいです

御茶ノ水「ADONYS Tokyo(アドニストーキョー)」~ある日の世界旅行@TOKYO:①レバノン編~

トルコやレバノンなどの中東料理が大好きな私。フランス生まれのレバノンファストフード店「ADONYS」が日本初上陸という記事を読んで以来、ずっと気になっていた、御茶ノ水「ADONYS Tokyo(アドニストーキョー)」さんに行って参りました。

「ADONYS」とはその名の通り、レバノン人のアドニス兄弟がフランスで経営しているファストフード・チェーン店だそうで、リヨンでは5店舗を展開しているのだとか。日本では、昼から営業している中東料理店は珍しいように思うのですが、こちらでは11時から22時までの通し営業で、リーズナブル且つ手軽にレバノン料理が楽しめるという点に、大いに期待しておりました。

中心となるメニューは、おなじみファラフェルや、牛・鶏肉を調理したレバノン料理を、野菜と共にガレットでラッピングした、ラップサンラップサンは単品のほか、サイドメニューから、ひよこ豆のペースト・ホモス、焼き茄子ペーストのムタバルレバノンスープサラダなどをチョイスしてつけることも可能ですし、ベーシック(ポテトとドリンク付)ライト(サラダまたはスープ付)、トラディショナル(ホモスまたはムタバル付)の3種類のセットと組み合わせることも出来ます。

◆ シャワルマのトラディショナル・セット(セットメニューにはホモスをチョイス)
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シャワルマ
とは、シナモン・クローブ・カルダモンなどのスパイスとワインでマリネした薄切り牛肉を、を鉄板で焼いた料理とのことだそうです。これをトマトやレタスなどたっぷりの野菜、ヨーグルトソースなどと共にガレットでラップサンに仕立ててあります。トルコ料理でもフムスや茄子のペーストを必ずオーダーする私は、迷うことなくトラディショナルセットに。
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牛肉料理を包んだラップサンというと、メキシコのビーフタコスを連想しますが、スパイスが効いた味は紛うかたなきオリエンタル。シャワルマのラップサンドにはポテトも入っているので、ヘルシーながら食べ応えも十分。

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ホモスなどのペースト類には、ピタパも添えられてくるので、セットだと予想以上にボリュームがありました。

◆ ファラフェルのトラディショナル・セット (セットメニューにはムタバルをチョイス)
同行者がオーダーしたファラフェルは、ひよこ豆をすりつぶしてスパイスを混ぜた、中東でお馴染みのコロッケです。こちらはベジタリアンにも安心な一品。本当は一度ラップサンを開いて、具材をお見せしたかったのですが、巻き終わりがしっかりと閉じられていたので断念。今一つわかりにくいですが、断面はこんな感じです。こちらもみっちりと具が入っていて、お豆と野菜だけとは思えないほど満足感があります。
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焼き茄子の香ばしさと胡麻のまろやかさを感じるムタバルも美味!
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間口は小さなお店ですが2階席もあり、天井高なので広々とした印象がありました。大きな窓に面した窓際席から、道行く人を眺めながらのランチは最高。中東料理好きにはたまらない味も、お店の雰囲気もすっかり気に入ってしまいました。
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御茶ノ水駅の御茶ノ水橋口から、靖国通りに向かって真っ直ぐ降りる道沿い、しかも明大の真正面という好立地にあるので、アクセスが良いのも個人的に嬉しいです。これは頻繁に通ってしまいそう。まずは、オリエンタルハンバーグのカフタや、鶏レバーのグリルサウダなど、ラップフィリングのメニューを制覇するところから始めたいと思います(笑)。

ごちそうさまでした。

アドニス トーキョー西アジア料理(その他) / 御茶ノ水駅新御茶ノ水駅小川町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5