南阿佐ヶ谷「麺処 一笑」～あれ？苦手だったはずなのに…～
区役所の用事で南阿佐ヶ谷近辺にいたある日のお昼時。近くの「otonoha」さんはあいにくランチ営業のない日で、「ミート屋」さんまで行くのももどかしいほどの空腹MAX…。阿佐ヶ谷パールセンター入口にある「麺処 一笑」さんが目について、思わず入ってしまいました。
どうやらまだ新しいお店のようで、外観も内装も綺麗＆清潔で入りやすかったことが、全く情報を持ち合わせていない初めてのラーメン店に入るハードルを下げてくれました。そして、もうひとつ惹かれたポイントが、メニュースタイル。メインのラーメンは、麺とスープだけの「かけそば」風で、それにトッピング（無料）を選んでプラスするというスタイルに興味をひかれました。
ラーメンは、あっさりタイプもありましたが、初めてなのでスタンダードな「らーめん」に。トッピングは、もやしやキャベツなどの茹で野菜がメインの「プレーン」を筆頭に、それをベースに味を加えたものが8種ほど。ニンニクを加えた「スタベジ」、辛味の「カラベジ」、山椒の効いた「シビベジ」などバリエーション豊富でしたが、今回はさっぱりと頂きたかったので、「トマベジ」にしてみました。
ラーメンは、あっさりタイプもありましたが、初めてなのでスタンダードな「らーめん」に。トッピングは、もやしやキャベツなどの茹で野菜がメインの「プレーン」を筆頭に、それをベースに味を加えたものが8種ほど。ニンニクを加えた「スタベジ」、辛味の「カラベジ」、山椒の効いた「シビベジ」などバリエーション豊富でしたが、今回はさっぱりと頂きたかったので、「トマベジ」にしてみました。
◆ らーめん（プレーン）
こちらのラーメンスープは豚骨で、実は私があまり得意ではない分野。しかし、店内はもとより丼を前にしても、豚骨の臭みは全く感じず、ここでまた一つハードルが下がりました。どろりとした濃度にやや怯んだものの、一口啜ってみてとても優しい味わいにびっくり！口当たりはとろりと濃厚で、豚骨ならではどっしりとしたコクもあるのですが、塩気が穏やかでとがったところがなく、ミルキーでポタージュのようなまろやさのある味わいに、レンゲを持つ手が止まりませんでした。
こちらのラーメンスープは豚骨で、実は私があまり得意ではない分野。しかし、店内はもとより丼を前にしても、豚骨の臭みは全く感じず、ここでまた一つハードルが下がりました。どろりとした濃度にやや怯んだものの、一口啜ってみてとても優しい味わいにびっくり！口当たりはとろりと濃厚で、豚骨ならではどっしりとしたコクもあるのですが、塩気が穏やかでとがったところがなく、ミルキーでポタージュのようなまろやさのある味わいに、レンゲを持つ手が止まりませんでした。
麺もこれまた苦手な太麺だったのですが、もっちりと弾力ある麺は小麦の風味が感じられ、意外にも食べやすいことに驚きました。それでいて、とろみあるスープがしっかりと絡みついても負けない力強さも。このスープにはこの麺がベストな相性なのだと納得しました。
◆ トマベジ
かけそば的な食べ方が思いのほか美味しくて、らーめんそのものをじっくりと味わってしまいましたが、1/3ほど頂いたところで少しずつトッピングを加えていきました。果たして合うのか?！と半信半疑だったトマベジですが、グルタミン酸で旨みがアップするほか、適度な酸味やハーブの爽やかさが加わって、変化した新しい味わいが生まれ、三度驚きを感じました。茹で野菜も適度に歯応えが残り、シャッキリした食感が楽しめます。20代だったら、ごはんを投入したリゾット風にして、最後まで食べちゃうんだけどなぁ…。
スープ＋具材のつけ汁に麺を浸して頂くつけ麺スタイルは、スープがぬるくなってしまう点が苦手でしたが、スープ＋麺とトッピング別添えならスープは熱々のまま、具を入れた変化も徐々に楽しめるということで、「一笑」さんのこのスタイルは大変気に入りました。とはいってもベースのラーメンがイマイチだと興醒めなのでしょうが、「一笑」さんのらーめんなら、トッピングなしでも私は完食出来ると思います。豚骨×太麺と苦手要素満載なのに、こんなにも美味しく頂けるとは思いませんでした。
GWということもあったのでしょうが、お子さんを連れて来店するお客さんも多かったのですが、この優しい豚骨の味わいならお子さんでも大丈夫でしょう。メニューには「らーめんハーフ」もあるので、量的にも有難いですね。
2016年5月某日の旅先： 南阿佐ヶ谷「麺処 一笑」さん
