帯広「六花亭 帯広本店」～めくるめく怒涛のデザート三昧！～
今回の帯広旅行で、豚丼の他にもうひとつ楽しみにしていたのが、「六花亭 帯広本店」さんの喫茶室です。甘いものがさほど得意でない私ですが、「六花亭」さんのお菓子は別格。おなじみの名作・マルセイバターサンド始め、ストロベリーチョコ、霜だたみなど好物のお菓子はたくさんありますが、今回は帯広本店でしか味わえない喫茶メニューを頂くべく訪問しました。
「ぱんちょう」さん同様、こちらも帯広駅からほど近く、アクセスの良い場所にあります。1階のショップ脇の階段を上がると現れる2階の喫茶室は、白を基調にしたインテリアと、「六花亭」さんのシンボルでもある坂本直行さんの草花モチーフのクッションカバーが印象的で、ミュージアムカフェのようなモダンな雰囲気。クッションカバーは白とグリーンがベースなのですが、それらが室内の白と、広くとられた窓から見える木々のグリーンとリンクしていて素敵。
喫茶メニューには心惹かれるものばかり。一皿に盛られる個数が少ないのを良いことに、興味を引かれたものを片っ端からオーダーしてしまいました。どれも驚くほどリーズナブルなのも、怒涛のオーダーに拍車をかけました。各種ピザや玉葱キッシュなどのフードメニューもとても美味しそうで、許されるのならこちらも頂きたかったですが、今回はデザートメニューのみを頂きました。以下、同行者と二人でシェアした数々ですが、初回訪問ですっかり気に入ってしまい、翌日改めて訪問した時に頂いたものも含まれています。
◆ マルセイアイスサンド
2015年7月に札幌本店がオープン記念として発売された、帯広と札幌の本店限定の新商品だそうで、マルセイバターサンド偏愛者にはたまらない一品。バター＆ホワイトチョコ＆レーズンのフィリングがアイスになったバージョンで、ビスケット3枚を使ったダブルデッカーが嬉しい！マルセイバターサンドよりもラムレーズンが多めだからか、より大人の味わいに感じます。これはとても気に入って、翌日再訪時にもう一度頂きました。
◆ サクサクパイ
オーダー後にパイ生地の中にクリームを注入するサクサクパイは、パイの食感を味わうために賞味期限3時間という但し書きがつけられているお菓子です。パイのサクサク感とリッチなクリームは「六花亭」さんならではでの味わい。
◆ 雪こんチーズ
ブラックココア入りビスケットでホワイトチョコレートをサンドした銘品「雪やこんこ」のビスケットを使用した喫茶メニューで、こちらはベイクドチーズケーキをサンドしてあります。チーズケーキが濃厚で美味しかったのですが、個人的にはブラックココアビスケットがもう少し厚めだとバランスがいいかと…。
◆ 雪やこんこまじりっけなし
ソフトクリームの類は好んで食さないのですが、「脱脂濃縮乳と生乳、砂糖、クリーム、洋酒を原料」に「あっさりと仕上げた」ソフトクリームという説明書きに惹かれてオーダー。リッチでシルキーなミルクの味わいと、仄かでノーブルな洋酒の風味を感じるそばから、すっと舌に消える口溶け。しつこくない後口がとても印象的で、頼んでみて良かった！と思えた一品でした。
◆ いちごジュース
寡聞にして知らなかったのですが、六花亭喫茶室のロングセラーでもある定番ドリンクなんだそうです。濃いけれど後口爽やかで、程よい甘味と酸味が病みつきになり、翌日再びこのいちごジュースで喉を潤しました。ストロベリーチョコを手掛けているのですから、きっと厳選いちごを自社で取り扱っていらっしゃるのでしょうね。正に甘露！
◆ とかち帯広発
食べた途端、今日イチはこれ！と確信。以前にも書いた感激のお菓子・札幌の新千歳空港限定の絶品・サクサクパイ（のちに「新千歳発」と命名されたようです）は、ハスカップチーズクリームをホワイトチョコで包んでパイでサンドしたものでしたが、そのラズベリーチーズクリーム版が「とかち帯広発」。
サクサクのパイと甘酸っぱいクリームの組み合わせの妙に再びドハマリして、翌日再訪時に再び、そして帯広空港で三度頂くほど気に入ってしまいました。
以下は、自宅持ち帰り用に買い求めたお菓子です。
◆ マルセイバターケーキ
◆ いつか来た道
強い香りと甘酸っぱさが特徴の「マルメロ」という果実を使ったゼリーと、アカシア蜂蜜を合わせたレモンチョコクリームを、サクサクパイでサンドしたもの。初めて頂きましたが、すぐさま「六花亭」さんの私的偏愛商品リストに入りました。お気づきでしょうが、私はどうもサクサクパイ＋甘酸っぱいクリームに弱いのです。
「六花亭」さんのお菓子を頂いていると「銀座ウエスト」さんを思い出します。どちらの商品も、とても丁寧で誠実な味わいですし、落ち着いていてリラックスできる喫茶室の居心地の良さと言い、お店の方の折り目正しい接客と言い、共通する点が多いように感じるのです。
2日も立て続けに訪問して、こんなにも甘いものばかりを頂くのは、私にとっては物凄くレアケースなのですが、非常に充実した時間を過ごすことが出来て、旅の良い思い出になりました。帯広再訪の折には、もちろんまた伺うつもりです。
2日も立て続けに訪問して、こんなにも甘いものばかりを頂くのは、私にとっては物凄くレアケースなのですが、非常に充実した時間を過ごすことが出来て、旅の良い思い出になりました。帯広再訪の折には、もちろんまた伺うつもりです。
ごちそうさまでした。
2016年5月某日の旅先： 北海道帯広市「六花亭 帯広本店」さん
