無芸大食・読書亡羊~美味しいものと本と旅~

美味しいものと本と旅が至福であり、生きがい。インスタ映えや星の数じゃなく、自分がいいと思えたものとの出会いを綴ってゆきたいです

帯広「ランチョ・エルパソ」~健やかなる味わいに再び瞠目~

帯広市内でのもう一食も、豚肉。今度は放牧豚「どろぶた」を使ったメニューが味わえるレストラン「ランチョ・エルパソ」さんを訪問しました。2階もある広い店内は天井高く開放的で、ランチは老若男女が集うファミリーレストランのようなカジュアルな雰囲気でしたが、お店の設えからすると、夜はおそらくビアホール的な様相に変わるのでしょうか?いずれにしても、広々とした店内にゆったりとしたテーブルレイアウトで、居心地良く過ごせます。 
DSC_1170

◆ ソーセージ3種盛り
DSC_1163
併設のソーセージ工場で作られる自家製で、店内併設のショップでも各種買い求めることが出来ます。塩気がやや強めですが、肉肉しい噛み応えと凝縮された味わいを堪能出来ました。

◆ 玄人
DSC_1164
こちらでは、帯広唯一の地ビール「帯広ビール」が味わえます。黒ビールが好きなので、シュバルツタイプの「玄人」を頂きました。ほろ苦くコク深く、でもすっきりとした甘味も感じる爽やかな喉ごしでとても気に入りました。しかし、何と言ってもソーセージのお供にはビール以外考えられません!

◆ どろぶたリブロースのステーキ(200g)
DSC_1168
どろぶたは、十勝の清水でたっぷり喉を潤し、木の実や若葉など大地の恵みをたらくふ食べ、大自然を自由に駆け回った「超健康優良児」。ノンストレスの環境で育った放牧豚由来の、健やかで真っ直ぐな味わいを感じました。しっかりとした肉質なのに、さくっと柔らかく、すっきりと胃に収まってしまいます。「ぱんちょう」さん豚丼を頂いた際にも感じたことですが、これって本当に豚肉?!と感じてしまうようなさらっとした食べ心地で、脂身さえもシルキーで爽快なのです。付け合わせは、茄子やパプリカ、オニオンリングとポテトサラダ。お決まりの、人参のグラッセやポテトフライではないところが嬉しい。

◆ ジャンボハンバーグ(300g)デミグラスソース
DSC_1167
同行者は、ゴツゴツとした粗挽きで肉感たっぷりのジャンボハンバーグを。牛のハンバーグかと一瞬勘違いしてしまうのは脂身の少なさからでしょうが、肉質自体が柔らかいので、筋っぽさ皆無でソフトな口当たり。300gとボリューム満点ですが、こちらも肉自体が重たくないのでするっと完食出来ます。ソースは、和風、チリミートやカレーなどのバリエーションがあり、好みで選択できます。
DSC_1169

大人のお酒のおつまみや、子どもにも嬉しいワンプレートなど、メニューも多彩で使い勝手が良さそうなお店でした。それにしても、僅か2軒で頂いただけでも、十勝豚の類まれな味わいに驚くことしきり。この豚肉だったら日常的・定期的に食したいなぁ…。

DSC_1171

ごちそうさまでした。