渋谷「ネパリコ」~ネパール料理の印象好転!~
じと~っと蒸す日、カコーンと暑い日…まだ6月になったばかりだというのに、夏の気配が近づくのが早い!暑い時期はスパイスが効いた、独特の風味香るアジアご飯が恋しくなりますが、早すぎる暑さの到来に伴い、私の体も早くも夏モードなのでしょうか、ここのところやたらとエスニック料理が食べたくなります。
この日は南平台の「ネパリコ」さんにお邪魔しました。駒沢大学店もある人気のネパール料理店ですが、なかなかタイミングが合わず今回が初訪問。お店のスタッフの方々がDIYで作り上げたという店内は、オシャレ過ぎず、現地っぽ過ぎず、居心地の良い空間。スケジュールの関係で14時頃に伺ったのですが、場所柄もあるのか、14時30分のランチタイムL.O.までコンスタントにお客さんの出入りがありました。
◆ ダルバート(ノンベジ)※チキンカレー⇒マトンカレーに変更。
「ネパリコ」さんのランチの代表格は、ネパールのソウルフードとも言うべき定食のダルバート。味噌汁に相当する豆のスープ(ダル)と、ライス(バート)に、タルカリと呼ばれる季節野菜のターメリック炒めのおかず、アツァール、そしてカレーがセットになったワンプレートです。ヒンドゥー教の多いお国柄、ベジタイプのダルバートもありますが、今回はノンベジをオーダー。マトン好きなので、デフォルトのチキンカレーから、+100円でマトンカレーに変更して頂きました。
肝心のダルバート、まずはそれぞれを味見。キャベツとジャガイモ、ブロッコリーをターメリックで炒めたタルカリは、辛味はありませんが、スパイスの風味で野菜の甘味が際立っていて、とても美味しいです。私もよく野菜とスパイスを適当に炒めた名もない料理を作るのですが、炒め煮にするだけなのに深みが増すスパイスの威力は、本当にすごい!
ダルは、レンズ豆独特の粉っぽいような豆の存在感が感じられ、スープというよりは粗めのポタージュのような舌触り。呉汁を連想させる食感といい、しっかりとした塩気といい、ダル=ネパールの味噌汁という表現は比喩だけではないかも…と感じました。妙に懐かしく、後をひく味わいで、好きです。ランチタイムにダルバートをオーダーすると、ダルスープのお代わりOKとのことで、薦められるままにお代わりしてしまいました(笑)。
そしてマトンカレー!とても好みでした。辛さは穏やかですが、ヨーグルトの酸味が効いていて、キレのある味わいです。アツァールとしてつくトマトペーストは旨味調味料的存在。ライスの上にタルカリとアツァール、ダル、カレーをかけてごちゃまぜにして食べると、それぞれの味が複雑に重なり、更に楽しく、美味しく頂けました。ライスは普通盛りでお願いしましたが、大盛りで食べたくなってしまう楽しさです。実際、お隣のテーブルの女性は大盛りでオーダーされていました。頼もしい!
ネパール料理自体は初めてではありませんが、体験したお店のチョイスが悪かったのか、これまではパンチの足りないぼんやりとしたイメージを持っていて、とびきり好物という訳ではありませんでした。しかし今回「ネパリコ」さんの、穏やかな辛さと旨味のバランスが良いネパール料理に魅了され、印象がガラッと変わりました。ネパール料理、好きだぁ!
今回はダルバートを頂きましたが、ランチではマトンカレー始め、日替わりカレー&ライス、チキンチリなどの単品メニューも頂けます。私が気になったのは発酵させた筍を使っているというバンブースープ。夜は、ネパール名物モモなどおつまみも揃っているそうなので、再訪間違いなしです。
今回はダルバートを頂きましたが、ランチではマトンカレー始め、日替わりカレー&ライス、チキンチリなどの単品メニューも頂けます。私が気になったのは発酵させた筍を使っているというバンブースープ。夜は、ネパール名物モモなどおつまみも揃っているそうなので、再訪間違いなしです。
ごちそうさまでした。