函館「agristand（あぐりスタンド）」～旅のはじまりの一杯は～
家を空けることが難しかったため1年半ほど自粛せざるを得なかった旅行も、ようやく解禁状態になり、まず最初に目指した地は函館。北海道は訪れた土地全てが好きが、とりわけ函館の街の風土は相性が良くて、今回で3度目となる。
目的は大沼公園だ。美しい紅葉真っ盛りの季節に訪れてすっかり気に入ってしまったので、緑の季節にぜひ再訪をと思いつつ幾年月。快晴だったら函館空港から直接大沼公園に乗り込むつもりだったので、朝イチの便で張り切って羽田を飛び立ったものの、降り立った函館空港はあいにくの雨で、インターバルを経ても、相変わらず安定の雨女っぷりの私であった…。
翌日の天気はもう少し安定するという予報だったので、初日は市街をそぞろ歩きながら函館の再訪を楽しむことに。前の2回はベイエリアを中心に過ごすことが多かったので、今回は函館駅から五稜郭エリアを散策した。何しろ朝早いので、空いているスポットといえば函館朝市。函館名物イカは言うまでもなく、新鮮な魚介類が溢れた函館朝市なら海鮮丼は選び放題だ。
だけれどしかし！これほど食い意地が張っている人間でありながら、私は朝から海鮮丼は受け付けないタチで、函館に限らずどこの土地でも朝市は縁遠い。起き抜けの一食目に生魚や丼物は、どうしても重たく感じてしまうのだ（それ以外はもちろんvery welcome）。よって、函館朝市での第一食は、「agristand（あぐりスタンド）」さんのフレッシュジュースを頂くことに。
第一希望のミックスベリーは売り切れだったので、いちごとメロンをチョイス。
キンと冷えて甘酸っぱさが際立ついちごは、間違いのない美味しさ。
キンと冷えて甘酸っぱさが際立ついちごは、間違いのない美味しさ。
そしてメロンは、とろりとした舌触りから一転、瑞々しさが弾けるような、水分をたたえた味わいが甘露ですっかりハマってしまった。その甘みが強すぎる気がして普段はあまり好んで食さないのだが、メロンジュースって美味しいなぁ！いや、材料のメロン自体が違うのかな？いずれにしても、市場ならではの新鮮さが一因を担っているのだろう。
「朝の果物は金」と言われるけれど、アサイチのフレッシュジュースは細胞にぐんぐん取り込まれていく感じ。湿気をまとった空気を一掃してくれる爽やかさをもたらす、幸先の良い一杯だった。全然気が付かなかったけど、スープもあるらしい。冬場に行く機会があったら是非試してみたい。
ごちそうさまでした。
ごちそうさまでした。
