西荻窪「Bistro Sans Le Sou(ビストロ サン・ル・スー)」~我が町いちばんのビストロ~
「オルガン」さんや「食堂くしま」さんなど、気軽なビストロやワインバル的なお店が増えつつある西荻窪にあって、老舗の風格漂う大御所が「Bistro Sans Le Sou(ビストロ サン・ル・スー)」さんです。格式張っていない敷居の低さと、決してカジュアルに転ばない品の良さを兼ね備えた、サロンのようい居心地の良いお店です。
もともと西荻窪に居を構える前から伺っていましたが、この地の住民になってからは、初めて西荻窪にいらした方をお連れしたり、簡単なお祝い事や親族の集まりに利用したりと、ここ一番の時に頼りになるお店として愛用させて頂いています。
「サン・ル・スー」さんの魅力は、美味しいお料理はもちろんのこと、料理なさるのが大好きなシェフと、大輪の花のような明るい笑顔と溌剌とした接客が素晴らしいマダム(ホントにカッコいい!)のお人柄、そしてプリフィクスのお値打ちっぷり、とリラックスして食事が楽しめる要素がそろい踏みであることかと思います。
スタンダードなプリフィクスコースは、前菜とメイン、デザートで4700円で、少なめのポーションのコースは4200円。飲みがメインで、お料理はつまみ程度でいいという方向けには、前菜2品にチーズまたはデザートが選べる「ZENSAI」コースも。プリフィクスは前菜とメインだけ…?と訝るなかれ。一皿にボリュームがあるので、舌もお腹も十分に満たされます。
スタンダードなプリフィクスコースは、前菜とメイン、デザートで4700円で、少なめのポーションのコースは4200円。飲みがメインで、お料理はつまみ程度でいいという方向けには、前菜2品にチーズまたはデザートが選べる「ZENSAI」コースも。プリフィクスは前菜とメインだけ…?と訝るなかれ。一皿にボリュームがあるので、舌もお腹も十分に満たされます。
◆ アミューズ:あさりのロワイヤルムース、豚肩塩漬けゼリー寄せ
◆ 鮮魚のマリネ 緑こしょう風味のサラダ仕立て
◆ 鯵の燻製マリネ 温かいジャガイモと香草添え
◆ パン
「サン・ル・スー」さんのパンは、バスケットに6~7種類取り揃えたものを持ってきて下さって、各テーブルでおのおの好きなパンを好きなだけサーブしてもらうスタイル。冷めないように、きちんとナプキンでくるまれたパンは、バゲット、くるみやハーブ入り、カレンツ入りなどバラエティ豊か。お代わりも出来ますが、美味しくてつい食べ過ぎてしまうのが玉に瑕。
「サン・ル・スー」さんのパンは、バスケットに6~7種類取り揃えたものを持ってきて下さって、各テーブルでおのおの好きなパンを好きなだけサーブしてもらうスタイル。冷めないように、きちんとナプキンでくるまれたパンは、バゲット、くるみやハーブ入り、カレンツ入りなどバラエティ豊か。お代わりも出来ますが、美味しくてつい食べ過ぎてしまうのが玉に瑕。
◆ 蝦夷鹿モモ肉ステーキ赤ワインソース
個人的に一番リピート率が高い、大好きなメイン料理。肉の火入れ具合が素晴らしく、しっとりとした口当たり、赤ワインのソースと混じって肉汁がじんわりと口内に広がった後、旨味の余韻が暫く続きます。見た目も実際のボリュームも、肉料理を頂いたという満足感でいっぱいになる一皿です。
◆ タルトタタン
タルトタタンがメニューオンされているのもさすが!酸味もキャラメリゼの具合も申し分なく、こちらも個人的にリピート率が一番高いデザートです。
◆ 蜂蜜風味のヌガーグラッセ
◆ 食後のコーヒー&プティガトー
きちんと美味しいコーヒーとプティガトーまでつく心遣い、と最後まで高い満足感を味わい、食事を終えました。
お客さんの顔ぶれの多くは地元住民の方々ですが、普段着であろうとオシャレしていようと、どんなドレスコードでもしっくり馴染んでしまうのは、やはりシェフとマダムの醸し出す、大らかで温かい雰囲気があればこそ。ヨーロッパなど海外のビストロでは、ふらっと一人でやってきたおじいさんやおばあさんが、時々ギャルソンと言葉を交わしながら、満足げにゆっくりと食事をしている光景をよく見かけますが、このお店だったら、そんなシーンもしっくりハマります。
お料理のみならず、お店の方のお人柄や、お店自体の雰囲気にぞっこん惚れ込んでいる、というレストランというものは、実はそんなに多くありません。そういった意味でも、私の中では「サン・ル・スー」さんは、とてもスペシャルな一軒であると言えます。
お料理のみならず、お店の方のお人柄や、お店自体の雰囲気にぞっこん惚れ込んでいる、というレストランというものは、実はそんなに多くありません。そういった意味でも、私の中では「サン・ル・スー」さんは、とてもスペシャルな一軒であると言えます。